春ですねぇ。
春と言えば有名なのが、清少納言の『枕草子』
春は、あけぼの。
やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる雲の、細くたなびきたる。
【現代語訳】
春は、夜明け(がいい=趣がある)。
だんだんと白くなってゆく山際の空が、少し明るくなって、紫がかった雲が、細くたなびいている(のがいい)。
春ですねぇ。
春と言えば有名なのが、清少納言の『枕草子』
春は、あけぼの。
やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる雲の、細くたなびきたる。
【現代語訳】
春は、夜明け(がいい=趣がある)。
だんだんと白くなってゆく山際の空が、少し明るくなって、紫がかった雲が、細くたなびいている(のがいい)。
春ですねぇ。
『枕草子』ほど有名ではありませんが、
『枕のストレッチ』はご存じですか?!
春は、背中。
やうやう丸くなりゆく背すぢ、膝も曲がりて、顔もいと前に出づ。
これをそろりと伸ばしたれば、なんとも快きことか。
腰も膝もすらりとし、姿もしゃんとして、若やぎたる風情ぞ。
【現代語訳】
春といえば、背中。
だんだん丸まってくる背すじ、膝も曲がって、顔もぐっと前に出てくる。
それをゆっくりと伸ばしてあげれば、なんとも気持ちのいいこと。
腰も膝もまっすぐになって、姿勢もシャキッとして、なんだか若々しく見えるものです。
春といえば、背中。
だんだん丸まってくる背すじ、膝も曲がって、顔もぐっと前に出てくる。
それをゆっくりと伸ばしてあげれば、なんとも気持ちのいいこと。
腰も膝もまっすぐになって、姿勢もシャキッとして、なんだか若々しく見えるものです。
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『枕のストレッチ 夏』
夏は、汗。
じとりと背に滲み出でて、襟もとをつたひゆくころ、肩こりはいよいよひどく、首も重たげなり。
うちわ片手に、肩をぐるりと回せば、涼しさひとしお。
肩甲骨のあたり、風の通ふごとく、爽やかなること限りなし。
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『枕のストレッチ 秋』
秋は、脚。
もの思ふ夕暮れ、つい座りし時の長くて、立ち上がれば、ふくらはぎのこはりしを覚ゆ。
そこを、つま先立ちて伸ばせば、血の巡りも良く、足取りも軽やか。
歩を進めるごとに、落葉をふむ音も楽しげなり。
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『枕のストレッチ 冬』
冬は、肩。
すくめし首、着ぶくれて、まるで亀のごとし。
寒さに耐えつつも、肩を上下にすれば、内よりぬくもり湧きいでて、
こころもまたほぐれゆく。湯たんぽよりも、われの動き、あたたかき。
『枕のストレッチ 夏』
夏は、汗。
じとりと背に滲み出でて、襟もとをつたひゆくころ、肩こりはいよいよひどく、首も重たげなり。
うちわ片手に、肩をぐるりと回せば、涼しさひとしお。
肩甲骨のあたり、風の通ふごとく、爽やかなること限りなし。
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『枕のストレッチ 秋』
秋は、脚。
もの思ふ夕暮れ、つい座りし時の長くて、立ち上がれば、ふくらはぎのこはりしを覚ゆ。
そこを、つま先立ちて伸ばせば、血の巡りも良く、足取りも軽やか。
歩を進めるごとに、落葉をふむ音も楽しげなり。
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『枕のストレッチ 冬』
冬は、肩。
すくめし首、着ぶくれて、まるで亀のごとし。
寒さに耐えつつも、肩を上下にすれば、内よりぬくもり湧きいでて、
こころもまたほぐれゆく。湯たんぽよりも、われの動き、あたたかき。