腰は加害者ではなく被害者
最近、腰痛という言葉を聞く度にそう思うのです。
昨日の朝のワールドニュースの見出し、
「背中の痛みでエリザベス女王が公務を欠席」
と見た際に、心配になったのと同時に
気になったのが“背中の痛み”という言葉。
“背中の痛み”、一瞬違和感を感じたのですが、
そのあと妙に自然な表現だと感じたのです。
日本では背中の痛み=“腰痛”と
一言で表現されがちですが、
なんといっても、背中は広い!
上もあれば、中もあれば、下もある。
“腰痛”=下というイメージですが、
テレビの映像で姿勢を見る限り、
背中の真ん中あたりから丸くなり、
頭(=上)が前方に来ている。
“背中の痛み”とは、おそらく
中か上なのだろう、、、
と、勝手に思っていたのですが!?
今朝、その話をお客さんにすると
『ぎっくり腰ってニュースに出てたわよ』と(;^_^A
あれっそうだったの。
ニュースでそう言うのなら、
私が負けを認めるしかない。
(そもそも勝ち負けの問題ではありませんが)
でも、前から感じていたのですが、
「腰が痛む」と悩んでこられるお客様の体を触っていると、
ほとんどの場合、背中の真ん中あたりから丸まり、
頭が前方にきている。
そして、腰痛を改善する際には、
背中と首周りの緊張を緩め、
背中と頭の位置をできる限りまっすぐにする、
これがとても効果的だと。
(もちろん股関節の可動性も良くするのですが。)
腰痛は腰に負担をかけた結果で原因ではない。
今を生きる私たちは、腰痛という言葉に
甘えすぎているのではないでしょうか!?
いっそのこと“前顔”や“背丸”という
言葉にしたほうが( ´∀` )、
自分の体に責任意識がわき、
良い改善がみられるのではないかと。
腰は加害者ではなく被害者である!
(自分への戒めも含め)腰に優しい社会を
作っていきたいと思います。
※エリザベス女王とぎっくり腰という表現、
しっくりこないのは私だけ?!