スタジオに置いている背骨の骨格模型(2代目)。
はじめは真っ直ぐ伸びたきれいな状態だったのが、
扱い方が雑なせいなのか、いつの間にか
胸のあたりが横に曲がってきてしまいました。
まるで“側弯症(背骨をうしろから見た時に横にねじれている状態)”のようです。
初代の時もそうだったのですが、
一度曲がってしまうと治すのが大変なんです。
力づくで真っ直ぐに直そうとしても
やればやるほどバランスが悪くなって・・・、
もう少し丁寧な扱いを心掛けます( ;∀;)
さて、この骨格模型を見ながら思い出したのですが、
股関節の痛みのお悩みでスタジオに来られる方の体をチェックすると、
背骨の“側弯”がみられる場合があります。
また、50代以上の女性で、活動量が少なめ、呼吸が浅い、瘦せ型、
のような特徴の方も“側弯”気味になっていく傾向があります。
そんな場合は、背中や肩の痛みを訴えられる方が多いのですが。
側弯のはじまりは平坦化から始まるとも言われます。
平坦化とは、背骨は本来横から見たときに緩やかなS字カーブを
描いているのですが、それが真っ直ぐな状態に近づくことを言います。
まっすぐ!って良さそうなイメージを持たれるかもしれませんが、
背骨の場合は、緩やかに曲がっているおかげでうまくいくようにできています。
“側弯”の改善には、股関節と背骨(特に胸椎)の運動、
さらに呼吸のパターンを見直すことが効果的だと考えていますが、
何より大事なのは、座っている時間を減らして、活動的な生活をすることです。
どうやら人間の体は、立って動くようにできているようですので。
外は寒いですが、意識して動きましょうね!