先日スタジオに来られた男性からは「久しぶりに歩くと膝の内側が痛くなった」と相談されました。
▼膝の内側の痛みのひとつに「鵞足炎(がそくえん)」という症状があります。膝の内側に3つの筋肉(縫工筋・薄筋・半腱様筋)が集まっていて、その部分がガチョウの足に似ているという理由でその名前が付けられたらしいが。お話を聞いていると、どうもその症状が怪しいと思い3つの筋肉を確認するとかなり硬くなっていたので、ほぐしたところすんなりと違和感が解消しました。
「もみじ」と言われる鶏の足の部分。
日本のもみじはほとんどが中国に輸出されてるとか?!
▼この「鵞足」という言葉を思い出すと、私の頭の中には中華料理の「もみじ」と言ってニワトリの足を調理したものが浮かんできてしまいます。珍しいらしく日本ではあまり知られていないようですが、コラーゲンたっぷりで美味しいのです(笑)。お客様にそのことを言ったら、同じく「もみじ」好きで、おまけに筋肉のイラストをお見せしたら、頭のイメージと体がつながったようで「もうこれでまた痛みが出ても自分でなんとかできそう」とおっしゃってくださいました。
▼私の経験上、膝の痛みはしつこく、今はおさまりましたがおそらくまた出ます。少しネガティブかもしれませんが、「だましだましさだまさし」(ファンの方、ごめんなさい。覚えやすいので使っています。)の精神でつき合うのが正解だと考えています。でも、このお客様はその時にまた「もみじ」ではなく「鵞足」を思い出し、しっかりと対処できると思います。自分で体を守るには頭と体で理解することが大事ですね。