今週火曜(10/4)は、「ひざの痛み予防のストレッチ」というタイトルで、東京・立川(朝日カルチャーセンター)で講座を行ってきました。幅広い年代のたくさんの方がきてくださり、痛みを感じさせないほど⁉元気に動いてくださいました。ひざが痛い場合、一般的には「ももの筋力を鍛える」ことが勧められていますが、個人的には果たしてそれでいいのだろうかという疑問も感じており、今回は私が運動指導してきて、実際にひざの状態が良くなった方に行って内容をいろいろと紹介させもらいました。
▼まず慢性的にひざの痛みを抱えている方の多くは、ひざ周りの筋肉や腱、靭帯がこわばり血行が悪くなっていて伸びにくくなっています。さらに荷重線と言って、股関節・ひざ・足首が一直線上にあるべきなのですがそのバランスも崩れています。〝伸びない筋肉を無理やり伸ばす〟〝歪んだ状態の上に筋肉をつける〟のではなく、まずやるべきは柔らかくほぐして血行を促進させることが効果的だと考え、自分でひざ周りを〝さすってゆるめる〟ことを多めに行いました。
▼次に行ったのは股関節の活性化!私たちは基本的に立った状態で活動しますが、そのときに最も強く大きく動く股関節がしっかり使えることでひざの負担も減らすことができます。体を良い状態にしても、体の使い方を間違えていると逆戻りしてしまいます。そのため姿勢、日常の動作、歩き方のポイントを理解し、実践する方法も身につけました。
▼あれこれ行った内容を資料として一枚のプリントにまとめてお渡ししたのですが、そこにはタイトルとして「自分でやる!ひざ痛予防のストレッチ」と書きました。今回私が強く言いたかったのは、この「自分でやる」ということです。厳しいように感じるかもしれませんが、一方的にされるがまま、言われたことを聞いておしまいでは変わらないと思うのです。自分で触って、感じて、考えて動く。その先にもっと快適に動ける体が待っていると信じています。