2025年3月2日

側弯症のための運動



側弯症(そくわんしょう)とは、

本来なら正面から見ると真っ直ぐに並んでいる脊椎(背骨を構成する骨)が

捻じれて左右に曲がっていることを言います。


先日、ご自身でも側弯症を自覚している女性から、

「たまにストレッチをやっているけど、何をやっていいのかわからない。

側弯症の場合はやらないほうがいいのか?」と聞かれました。


側弯症の方にパーソナルトレーニングを行う場合は、

背骨(胸椎・腰椎)の曲がりに応じたストレッチを行うのですが、

それ以外に、

重力に抗うようにしっかりと動く

ことを普段から意識してもらうこともお伝えしています。


重力に抗ように・・・って何かというと、

あまり長く座っていないで、

歩く、手を上に上げる(バンザイ)、お尻の上げ下げ(かがむ)といった、

日常生活で体をしっかり動かすといったシンプルなことです。

※きつい運動やスポーツを行っている方の場合は別ですが。


私のスタジオでも側弯のお悩みで来られた方や

ご本人は気がついていないけれど背骨に歪みがある、

という方の背骨を定期的に触っていると、

体に合った運動法+活動的な生活が送れているときは、

骨は真っ直ぐに伸びる方向に動いているのを実感します。


側弯症を考慮したストレッチや筋トレはもちろん良いのですが、

日常の活動量が少なすぎると変化はしにくいと感じます。


まずは、疲れすぎない程度にしっかりと動き、

ストレッチもいろいろやってみて、伸びにくいなと感じたら、

そこをじっくりと意識しながら伸ばす。

運動は正しく効果的に!がいいのですが、

人間は動く生き物、そこを見過ごしていてはいけないと感じます。