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本来なら正面から見ると真っ直ぐに並んでいる脊椎(背骨を構成する骨)が
捻じれて左右に曲がっていることを言います。
先日、ご自身でも側弯症を自覚している女性から、
「たまにストレッチをやっているけど、何をやっていいのかわからない。
側弯症の場合はやらないほうがいいのか?」と聞かれました。
側弯症の場合は、背骨が曲がる向きがあるので、
それを考慮した運動を行うに越したことはないのですが、
まずは重力に抗うようにしっかりと動くことが大事だと考えます。
重力に抗ように・・・というのは、
あまり長く座っていないで、
歩く、手を上に上げる(バンザイ)、お尻の上げ下げ(かがむ)といった、
日常生活で体をしっかり動かすといったシンプルなことです。
※きつい運動やスポーツを行っている方の場合は別ですが。
私のスタジオでも側弯のお悩みで来られた方や
ご本人は気がついていないけれど背骨に歪みがある、
という方の背骨を定期的に触っていると、
体に合った運動法+活動的な生活が送れているときは、
骨は真っ直ぐに伸びる方向に動いているのを実感します。
側弯症を考慮したストレッチや筋トレはもちろん良いのですが、
日常の活動量が少なすぎると変化はしにくいと感じます。
まずは、疲れすぎない程度にしっかりと動き、
ストレッチもいろいろやってみて、伸びにくいなと感じたら、
そこをじっくりと意識しながら伸ばす。
運動は正しく効果的に!がいいのですが、
人間は動く生き物、そこを見過ごしていてはいけないと感じます。