2025年12月4日

年末の大掃除は“近づく”がコツ

そろそろ年末の大掃除シーズンですね。
この時期になると、毎年のようにお客様から似た相談を受けます。

「窓の上の方を無理して拭いたら肩が痛くなりました」

「トイレ掃除で狭いところに手を伸ばしたら腰が…」


こういった痛みの多くは、"体が安定したまま動ける範囲"を超えてしまうときに起こります。

ポイントはとてもシンプル。
「自分の力が抜けない範囲で動くこと」 です。

たとえば手を上げたとき、腕が体から離れすぎていなければ、お腹(体幹)の力は抜けません。これは身体が安定した状態。
ところが、高い場所や遠い場所へ"グッと伸びて"作業しようとすると、体幹や関節がゆるみ、身体が不安定になります。この"ふっと緩んだ瞬間"が、痛めやすいタイミングです。

イメージしにくければ、食卓で少し遠くのものを手では届かないけれど、箸では引き寄せられる感じです。
お行儀が悪い例でなんですが(笑)
そのとき、箸がなくて手で届く場所が安定した範囲。箸があるから届いているのが無理している範囲。 あれと同じことが掃除でも起こっています。

だからこそ、
掃除は「手を伸ばす」よりも「自分が近づく」ほうが安全で確実。
無理して遠くを拭こうとせず、身体が安定する距離で作業しましょう。

年末の大掃除、ぜひ"痛めない体の使い方"で乗り切ってくださいね。

2025年12月1日

12月オンライントレーニングのお知らせ


今年の流行語大賞には「働いて 働いて 働いて」(女性首相)が話題になりましたね。

私たちのオンライントレーニングも、まさに
「動いて 動いて 動いて」
ときにヘトヘトになりながらも、皆さんと一緒に頑張った1年でした。

ただ、動くことは大切ですが、それだけでは風邪や怪我につながることもあります。
本当に大事なのは、

「動いて、食べて、休んで」
この3つ(運動・栄養・休息)がそろってこそ、身体はしっかり整っていきます。

何かと慌ただしい年末かとは思いますが、
短い時間でも、身体をほぐして疲れをとり、リセットしていきましょう!

はじめての方もどうぞご参加をお待ちしています。
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12月オンラインスケジュール

Aコース「股関節スローストレッチ」
12/13.20.27(土) 10:00~10:40 【全3回】

Bコース「5分間チャレンジ」
12/13.20.27(土) 11:00~11:40 【全3回】


2025年11月21日

股関節アクティブストレッチ!?



今朝の朝日カルチャー新宿での「股関節スローストレッチ」。

寒さのせいなのか、なんとなく皆さんの様子がモヤモヤしているように感じました。
なので今日は、いつも以上にゆっくりとしたストレッチからスタート。
(内容は毎回決めているのですが、その日の空気を見て少し変えることもあります。)

ところが進めていくうちに、みるみる動きが良くなっていくのが分かり、後半はリズムよく体を動かす"アクティブ"な内容に切り替えました。終わるころには、皆さんとてもスッキリした表情に。

レッスン後、最近参加し始めた方に「今日は少しきつかったですかねぇ?」と聞いたところ、
「前もって他の受講者さんから"たまにアクティブな回もある"って聞いてました」
とのこと。

そんなこと言われてたんですね(笑)

体には、いろんな刺激があるほうが確実に良い変化が出やすいもの。
"スロー"もいいけど、たまの「股関節アクティブストレッチ」も、実はとても良いんですよ。

2025年11月20日

現場でしかわからないこと



現場でしかわからないこと

先日の出張指導で、シニアの皆さんとトレーニングをしていたときのこと。
ひとりの方が、何気なくこう聞いてきました。

「脚が痛いときは、どちら側の手で杖を持つの?」

一般的には"痛めている脚の反対側の手で持つ"と言われています。
本にも、ネットにも、そう書かれているので、その通りにお答えしました。

すると、グループの中に杖を右手で持っている方がいたので、
「痛めているのは左足ですよね?」と確認すると――

「いいえ、右足よ」

右足が痛いのに右手で持つ理由を聞くと、
「左手で持つように言われたけど、私、右利きだから右手にしちゃったの」
と、なんともリアルな答え。

さらに近くにいた別の方も、
「私も右利きだから右手で持つわよ〜」と続きます。

教科書には書いていないこと。
現場に入らないと見えてこないこと。

こういう瞬間に、指導者として大切なのは "正解を押しつけること" ではなく、
生活背景やクセを理解しながら、その人に合った方法を一緒に探すことだなと改めて実感します。


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そして、もうひとつ現場ならではのエピソード

トレーニング後の30分は"ゴールデンタイム"と呼ばれています。
このタイミングで栄養をとると、回復しやすくなるので、
皆さんにもレッスン後にこうお伝えしました。

「このあと軽く栄養を補給してくださいね」

次にお会いしたとき――
ある方がニコニコしながら報告してくれました。

「先生に食べなさいって言われたから、あのあとバイキングに行ったのよ!」

……いや、それは補給の域を超えてる!
と思いながらも、なんとも愛らしい勘違いに、つい笑ってしまいました。


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現場は、本当に面白い。

もちろん笑い事ばかりではないけれど、
こうした"生きた声"や"リアルな行動"が、
次の指導にヒントをくれます。

今日も学びがいっぱい。
そしてやっぱり、現場って面白い。

2025年11月14日

11月におすすめのストレッチ

葉っぱがだんだんと色づいてきましたね。

それと同時に寒さも・・・


寒いと背中が丸くなりがちです。

そんな11月におすすめのストレッチ

背中のこわばりと・疲労改善「背骨伸ばし」

(↑クリックすると開きます)

呼吸に合わせて、ノビノビしてみてください。

2025年11月8日

オンライン「今日の一枚」 ~脚にかかる体重~


写真に写っている紙には「脚にかかる体重(%)」を図解しています。

今日のオンラインで使った一枚です。


姿勢や体重のかけ方による「脚にかかる体重(%)」の違いを示しています。
※私の実験結果です。

立つ(100%) … 自分の脚で完全に支える。

もたれる(65%) … 少し椅子に体重を預けている。

低(25%) … 低めの椅子に座る。

高(15%) … 高めの椅子に座る。


どれが良いということではありませんが、
私はストレッチするときによく行うのは、椅子や壁に「もたれる」、“もたレッチ”(^ー^)

普通に立つときより、脚にかかる体重が減るのでより、
自由にスムーズに動けて運動効果が高まります!



「手書きの絵には温かさがあり、より人の心に伝わる。
だからこそ私はいつでも絵で伝えたい!」

なんてことは、全く考えておらず、

資料を作るのが大変そうだから、
パパッと絵を書いているだけなのですが、

これからは、オンライントレーニングで書いた「今日の一枚」 を
たまにブログに残してみようかと思います。

2025年11月3日

11月のオンライントレーニング

秋空は見るたびに模様が違っていて飽きないですねぇ
ハロウィーンは終わってるけど“南瓜”👻

Aコース「股関節スローストレッチ」
11.8.15.22(土) 10:00~10:40 【全3回】


Bコース「5分間チャレンジ」
11/8.15.22(土) 11:00~11:40 【全3回】




本日 11月3日は「文化の日」。
“自由と平和を愛し、文化をすすめる日”とされています。

私は日々、体の動きを整えるお手伝いをしながら、
「体をのびやか(自由)に動かせることが、心の平和につながる」
ということを強く感じています。

体がこわばると、心もゆとりを失いがちです。
反対に、関節がなめらかに動くと、
気持ちも自然と穏やかになります。

そんな「のびやかな体」を取り戻すひとときとして、
今月もオンラインストレッチでお会いできればと思います!

よろしくお願いいたします。

2025年10月31日

【講座レポート】「転ばぬ先の股関節」ご参加ありがとうございました!



本日は、朝日カルチャーセンター新宿にて
「転ばぬ先の股関節 椅子ストレッチ」の講座を行いました。
ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。

初めてお会いする方も多く、少し緊張気味のスタートでしたが、
後半には皆さんの笑顔や「気持ちいい!」と言った声や、
「私のこの動きは合ってますか?」等々、
前向きなご質問が多くとても嬉しく思いました。

今回は「椅子に座って&背もたれを使って行うストレッチ」をテーマに、
転倒予防や歩行の安定に欠かせない股関節の柔軟性と筋力を、
誰でも無理なく高められる方法をご紹介しました。
そして何より、日常でふとした瞬間に出来る内容を!  

これからも、無理なく続けられるストレッチやトレーニングを通して、
「一生、自分の足で歩ける体づくり」をサポートしていきます。

ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。
またお会いできる日を楽しみにしています。

藤本陽平

2025年10月29日

「動いて治そうとする発想が嬉しかった」

昨日のカルチャー講座では、いつもより「痛み」に関する相談が多くありました。

寒さの影響か、ひざや股関節、腰などに違和感を感じる方が増えているようです。


その中で印象的だったのは、

「痛みはあるけれど、できる範囲で動かそうと思ってきました。」

という声がいくつも出たこと。


かつては「痛み=動かしてはいけない」と考える方が多かったのですが、

最近は「動かして改善したい」と前向きに考える方が増えています。

その変化が何より嬉しく感じました。


もちろん無理は禁物です。

でも〝正しく動かす〟ことで血流がよくなり、

関節まわりの筋肉も温まり、痛みの軽減につながります。


これからさらに寒くなる季節です。

動くのが億劫になりがちですが、

「温めて、ゆるめて、動かす」この3ステップを意識して、

体の声を聞きながら、少しづつ整えていきましょう。

2025年10月14日

伸びを感じる部分は引き締まる




ストレッチで「ここが伸びてる~!」と感じる部分は、実は引き締まっていく部分。
逆に言うと、伸びを感じられないところは効果が出にくいんです。

さて、あなたの気になる部分——鈍くなっていませんか?


では、どうするか。
まずは"鈍い部分"をよく触ることから。

お尻の下や二の腕にできやすいセルライトは、"死んだ脂肪細胞"なんて呼ばれることもありますが、
まずは手でよく触って、その下にある筋肉の存在を感じてみましょう。


次に、伸ばしながらいろんな方向に動かす。
ここがポイントです。

人の体は、前後左右だけじゃなく、斜めにも、回旋方向にも動く。
足も腕も胴体も、ほぼ360度、筋肉で包まれています。
だから、いろんな方向に動かすことが大事なんです。


私のレッスンでは、動きが多くて「大変~!」と思う方もいるかもしれません。
でも、それはいい結果を出したいから。
(…と、自分に言い聞かせている部分もありますが(笑))


これから寒くなる季節。
厚着して、動かず、ますます鈍く…なんてことがありませんように。
"感じるストレッチ"で、身体を目覚めさせていきましょう。

2025年10月7日

10月におすすめのストレッチ

 

タオルの使い方には

「体を拭く」「枕カバーにする」「緩衝材として使う」

等々ありますが、

「ストレッチ」にも使えることをお忘れではありませんか?!


社会保険出版社のサイトより

10月にオススメにストレッチとして

「タオルスイング」が公開されていますので、

是非、一緒におこなってみてください!

動画も観れますよ✌





【一日講座のお知らせ】


開催日時:10月31日金曜
                      10:00~11:30

場所:朝日カルチャーセンター新宿

※受講をご希望で会員でない方は、私宛にメールでご連絡をいただけますと幸いです。